わたしはかもめ

『図書』6月号に、沼野充義さんがテレシコワ飛行士についてエッセイを書いています。彼女が地球を周回したときの、当時は隠されていたエピソードとか、地上に帰着した時にやってしまった失敗とか、なるほどと思わせるものがいろいろとあって、それはそれで草創期の試行錯誤のなかのヒトコマだったのかもしれません。今でも、有人ロケットの打ち上げはロシアの力なしには不可能なのですから、それはそれで、改めるべきは改めればいいのでしょう。テレシコワさん、今でもロシアの与党議員としてご健在だそうです。それはある意味、すごいことなのかもしれません。