まわりまわって

政権党のある国会議員が、戦争法案反対をいう若者たちに対して、そういうことなら、仮想敵国の大使館やそれに準ずる施設の前でいうべきだと、ツイッターでつぶやいたそうです。
たしか、ある種の教科書では、満州事変や日中戦争の一因として、当時の中国では反日・抗日の動きが激しかったので、それに対して自存自衛の軍事行動をおこしたのであって、日本の責任は薄いという趣旨のことを書いているそうですが、それをあてはめれば、今回の与党議員の発言は、その仮想敵国が、〈自存自衛〉のために戦争をはじめてもそれは当然の権利だという主張なのですね。
自分の国が攻撃されることをあおる人が、議員であるというとは、国を愛することをはきちがえているとしか思えないのですけれど。