直視

集英社の『コレクション戦争と文学』の第12巻です。この本には、解説者の言によれば、
1.戦場での殺戮、戦時性暴力をめぐる軍隊体験者の作品
2.戦時におきた生体解剖実験、大量殺戮にかかわる作品
3.戦時のカニバリズム(食人)をとらえた作品
4.戦時の空襲、事故、拷問などをえがく作品
が収録されています。
その点では、タイムリーすぎるのかもしれませんが、それだけのものを、日本語文学は描いてきたということです。
よその国のことをどうこういう前に、この国のできごとをどう考えるかが、本当に大切なことなのでしょう。