人のふりみて

大澤武男さんの『ヒトラーの側近たち』(ちくま新書、2011年)です。
ヒトラーの周りの人たちの簡単な紹介を重ねて、ヒトラーの時代を描こうというものです。
第1次大戦のあとの、混沌の時代に、ヒトラーが台頭してきた状況をみると、『決められる政治』を追いかけたときの帰結を見るような感じがします。そういう点での勉強になる本だといえるでしょう。