知ること

アインシュタイン論文選』(ちくま学芸文庫、2011年、青木薫訳、原本は2005年)です。
正直言って、論文そのものはちんぷんかんぷんなのですが、ここから20世紀の物理学が始まり、今回の福島第一の事故へとつながっていくのかと考えると、知らないでいいとはいえないように思えます。
もともとは、1905年のアインシュタインの論文を、100周年を期に英訳したのが翻訳原本で、原本の解説で論文の意味を説明しています。そちらのほうが、論文そのものよりも、一般には重要だといってよいのでしょう。今は難しくても、いつか分かるときがくるのかもしれません。
最新科学の成果を、一般向けに解説するひとの大変さを、あらためて感じます。マスコミが流さない情報に含まれるものも、きちんと解説することが必要ですね。


目黒今朝次郎元参院議員が亡くなったそうです。この人の選挙のときに、動労が選挙の支援を強制的におこなったために、政党支持の自由を訴える人たちが全動労を結成したのでしたっけ。