網の目

愛知一中の軍隊への〈志願〉を題材にしたドラマを見ました。
昔の中等以上の学校には〈配属将校〉なるものがいて、軍事教練の単位が取得できないと卒業もできないという形で(その代わりに、卒業生には、兵役ですぐに幹部候補生になれるなどの優遇措置もあったようですが)、軍への親近感をもたせるようなシステムがあったというのですが、ここでも、その学校の卒業生(陸軍士官学校に進学したのでしょうか)が配属将校として、生徒の中に、〈志願〉の空気を作り出す役目を担っていました。そういう形で、国家への従属を求めていったのでしょう。そういう、〈空気〉について、気を配らなければいけないのでしょう。
ただ、ドラマとしては最後の場面で、友人の日記が出てくるところですが、仮名遣いがいい加減なのはちょっとどうかなと思いました。こういうことにいちゃもんをつける人たちが絶対にいるように思うので、配慮してほしいなと思います。