認識すること

三宅泰雄さんの『空気の発見』(角川ソフィア文庫、1962年)です。
子ども向けに書かれた科学史の本なのですが、人間がどのようにして化学的な認識を得ていったのかということを、時代を追って書いています。それは一方では、時代を先取りした認識が受け入れられなかった歴史でもあり、誤った認識の上に仮説をたてていった歴史でもあります。そうした中で、ひとつひとつ、仮説や実験が積み重ねられて、今のわれわれの認識があるのだと思うと、こうした過去に対して、今は何ができるのかを問いかけられているのかとも思います。
この本は、2006年6月に44刷が出ています。今でも容易に入手できるという点では、息の長い本だといえるでしょう。


川田龍平なる人物が、黒川某と手を組みたいという発言をしたとか。しょせんその程度かとも思うのだが、こういう人物を「推せ」というやからが、また動き出すのかと思うと。