2010-06-26から1日間の記事一覧

位置づけ

藤枝静男『或る年の冬 或る年の夏』(講談社文芸文庫、1993年、親本は1971年)です。 1930年から31年という、作者の青年時代を題材にして、当時の学生の悩みに切りこんだ作品です。1930年の春、名古屋の高校を卒業した主人公は、医科大学への進学がかなわず…